私たちが日頃から摂取している脂質には種類があります。
大きく分類すると脂質は4種類あります。
中でも不飽和脂肪酸という脂質はダイエットの味方です。悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
食事で積極的に摂取したい不飽和脂肪酸ですが、食品の栄養成分表示を見てもそこには”脂質”としか書かれていません。
一体ダイエットの味方である不飽和脂肪酸はどんな食品に含まれているのでしょうか?
4種類の脂質の特徴を紹介しながら解説します。
脂質の種類
脂質は図のように大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類されます。
さらに不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸に分類されます。
同じ飽和脂肪酸という名前が付いていますがお互いの効果や働きは真逆です。
次項ではまず飽和脂肪酸について解説します。
飽和脂肪酸は身体に良くない!
[su_note note_color="#d9f5ff" radius="2"]<飽和脂肪酸の特徴>
・動物性の食品に含まれる
・常温で個体
・悪玉コレステロールを増やす
・中性脂肪を減らす[/su_note]
[su_note note_color="#dffd9f" radius="2"]<飽和脂肪酸を含む食品>
・肉類、バター、ラード、生クリーム、乳製品、チョコレート [/su_note]
ダイエットの味方!一価不飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸
[su_note note_color="#d9f5ff" radius="2"]<一価不飽和脂肪酸の特徴>
・悪玉コレステロールを減らす [/su_note]
[su_note note_color="#ddffd9" radius="2"]<一価不飽和脂肪酸を含む食品>
・オリーブオイル、マカダミア、ヘーゼルナッツ[/su_note]
[su_note note_color="#d9f5ff" radius="2"]<多価不飽和脂肪酸の特徴>
・悪玉コレステロールを減らす
・高血圧の予防
・中性脂肪を減らす
・血液の凝固を抑制する(動脈硬化の予防)[/su_note]
[su_note note_color="#ddffd9" radius="2"]<多価不飽和脂肪酸を含む食品>
・さんま、いわし、さば、うなぎ、マグロの脂身など[/su_note]
不飽和脂肪酸は植物や魚類の油に含まれています。
悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。
ダイエット・健康維持のため積極的に摂取したい不飽和脂肪酸ですがトランス脂肪酸の過剰摂取には注意が必要です。
次項はトランス脂肪酸について解説します。
トランス脂肪酸の摂り過ぎは危険!
[su_note note_color="#d9f5ff" radius="2"]<トランス脂肪酸の特徴>
・植物性の油に水素を添加した人工的に作られた油
・悪玉コレステロールを増やす
・善玉コレステロールを減らす[/su_note]
トランス脂肪酸は植物性の油から作られた人工的な油です。
ファーストフード店で使われるショートニングがこれに該当します。
トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やすだけではなく、善玉コレステロールを減らしてしまいます。
ドロドロになった血液中に血栓ができ、動脈硬化のリスクが高まってしまいます。
[su_note note_color="#ddffd9" radius="2"]<トランス脂肪酸を含む食品>
・マーガリン、シュートニング、パン、ケーキ、ファーストフード、カップ麺、スナック菓子など[/su_note]
トランス脂肪酸は私たちの身近の食品に多く含まれています。
手軽に食べることができる食品に多いため、自炊をしない方は注意が必要です。
まとめ
今回は脂質について解説しました。
脂質は様々な脂肪酸から構成されていて、脂肪酸によって働きや含まれる食品が全く異なるため注意が必要です。
正しい知識を持って食べる食材を選びましょう。