
こんなお悩みにお答えします。
本記事の内容
- EMSのメリット・デメリット
- EMSは効果なしと言われる理由
- EMSを使った効率的なダイエットの方法
EMSとは、自動で筋肉を鍛えることができるトレーニング機器です。
EMSは腹筋を割ったり、ウエストを引き締めることができますが、間違った使い方をすると、効果がありません。
なので、購入する前に、EMSの基礎知識と、正しい使い方を把握しておかなければいけません。
では、前置きが長くなりましたが、本編へ入りましょう。
目次
スポンサーリンク
EMSとは
EMSとは”Electric Muscle Stimulation”の頭文字をとったものです。
電気刺激を利用して、筋肉を収縮させるトレーニングのことを指します。
EMSは筋肉や運動神経に電気刺激を与えて筋肉を収縮させます。
医療分野では、脳血管障害などで自分の意志で運動ができなくなってしまった人のリハビリとして使用されています。
スポーツの分野では、オリンピック代表選手が用いて、高い効果が得られたことから注目され、以降筋肉トレーニングのための運動器として利用されています。
EMSを装着すると、ピリピリした感じがしますが、これは電気刺激によるものです。
電気刺激は、自動的に筋肉を収縮させることができるので、EMSを装着するだけでトレーニング効果を得ることができます。

EMSと筋トレでは、得られるトレーニング効果が違います。
詳しく解説しますね。
EMSと筋トレで得られるトレーニング効果の違い
EMSと筋トレで、得られるトレーニング効果が違う理由は、筋肉が収縮する仕組みが違うからです。
筋肉が収縮する仕組みの違いは下記です。
- EMS:関節が動かない
- 筋トレ:関節が動く
筋トレは、基本的に筋肉が収縮するときに、関節が動きます。
EMSは、筋肉が収縮するときに、関節が動きません。
下記の画像は、EMSと筋トレで腹筋収縮させたときの、関節の動きの違いを示したものです。
関節が動く・動かないでは、鍛えられる筋肉の種類が変わります。
インナーマッスルとアウターマッスルについて
関節が動くような筋トレは、アウターマッスルを、関節が動かないEMSは、インナーマッスルを鍛えることができます。
- EMS:インナーマッスル
- 筋トレ:アウターマッスル
アウターマッスルとは、外から見てわかる筋肉のことです。
腕の力こぶは外から見てますよね?なので、腕の力こぶはアウターマッスルに分類されます。
インナーマッスルは、外から見ても形がわからない筋肉です。
EMSは、このインナーマッスルを鍛えることができますが、鍛えるといったいどんな効果があるのでしょうか?
次は、EMSのトレーニング効果を解説しますね。
EMSのトレーニング効果
EMSで、インナーマッスルを鍛えると得られる効果は2つです。
- ウエストが細く引き締まる
- 骨盤・姿勢の歪みが改善する
効果が得られる理由を詳しく紹介しますね。
ウエストが細く引き締まる
EMSでインナーマッスルを鍛えると、ウエストが細く引き締まります。
EMSで鍛えることができるインナーマッスルを「腹横筋」と言います。
下記の画像のとおり、腹横筋は、肋骨・骨盤から白線についています。
筋肉の付き方を見れば、腹横筋が収縮すると、ウエストが細くなることがわかりますね。
いっぽう、アウターマッスルの「腹直筋」はどうでしょうか。
腹直筋の付き方を見ると、収縮してもウエストが細くならないことがわかります。
このように、EMSは筋トレよりも、ウエストを細く引き締めることができるのです。
では次は、EMSが骨盤や姿勢の歪みを整える理由を解説します。
骨盤・姿勢の歪みが改善する
EMSで筋肉を収縮させても、関節が動かないことがわかりました。
これを言いかえると、インナーマッスルは「関節を正しい位置に固定する筋肉」となります。
EMSは、関節を正しい位置に固定する筋肉を鍛えられるので、骨盤・姿勢の歪みが改善します。
骨盤・姿勢が歪んでいる人は、関節を正しい位置に固定することができません。
インナーマッスルをうまく使えていないので、生活のクセなどから、関節の位置がズレて身体が歪みます。
身体が歪んでしまい、反り腰や反張膝になると、体脂肪はそこまで多くないのに太って見える現象がおこります。
筋トレでインナーマッスルは鍛えられない?
筋トレでも、インナーマッスルを鍛えることができます。
ですが、インナーマッスルの筋トレは難しく、間違ったフォームで行っている場合がほとんどです。
トレーニングをする目的が、骨盤・姿勢の歪み改善の場合は、EMSの使用をおすすめします。
スポンサーリンク
EMSのメリット
EMSを使って、インナーマッスルを鍛えるメリットは3つです。
EMSのメリット
- フォームの間違いがない
- 10〜15分で効果がある
- カンタンに使えるので継続しやすい
3つのメリットを詳しく解説しますね。
フォームの間違いがない
EMSは装着するだけなので、トレーニングフォームが存在しません。
いっぽう、インナーマッスルを鍛える筋トレは、フォームのが難しいものばかりです。
間違ったフォームの筋トレは、効果がないだけでなく、歪んだ姿勢をさらに悪化させる場合があります。
間違ったトレーニングを続けると、下記の画像のような流れになります。
もし、体幹トレーニングで腰を反っていた場合、腰を反るクセがついてしまい、腰痛や下半身太りの原因となります。
EMSは、トレーニングフォームがないので、EMSによって間違った姿勢になることはありません。
装着するだけで、確実に正しいトレーニングを行うことができます。
なので、EMSは運動初心者の人や、正しいフォームの維持に自信がない人におすすめです。
10〜15分で効果がある
メーカーによりますが、EMSの使用時間は10〜15分が目安とされています。
つまり、10〜15分の使用で、効果が出るような仕組みになっているのです。
ですので、EMSはトレーニングをする時間がとれないような、忙しい人に最適です。
家事やSNSをチェックするときに、EMSを装着すればOKです。
カンタンに使えるので継続しやすい
EMSは、誰でも装着するだけでトレーニングができるので、筋トレよりもカンタンです。
また、トレーニング開始までのハードルが低いので、サボり癖のつきようがありません。
画像のように、筋トレは時間・労力がけっこう必要なので、継続できない人が多いのです。
それに比べ、EMSは装着してスイッチをONにするだけで、自動的にトレーニングが始まります。
EMSは「準備がめんどくさい」「あと○回しないといけない」という、継続の邪魔になる感情をおさえることができます。
今まで筋トレが続かなかった人でも、EMSなら継続することができるのでおすすめです。
EMSのデメリット
EMSは筋トレを比べると、デメリットもいくつかあります。
EMSのデメリット
- お金がかかる
- 筋肉を大きくするのには不向き
デメリットについて詳しく解説します。
お金がかかる
筋トレが無料でできるのに対し、EMSは機器を購入するので、お金がかかります。
EMSの値段はピンキリですが、故障が少なく品質が高いものは、20,000円〜30,000円が相場です。
そして、EMSは1ヶ月に1回ほどの頻度で、ジェルパッドの交換が必要です。
EMSにかかる費用を、下記表にまとめました。
EMS(シックスパッド ) | 大手フィットネスジム | |
![]() |
![]() |
|
初期費用 | 本体価格:19,389円 | 入会金:5,500円 |
月会費 | 交換パッド:3,762円 | 9,000円 |
年間総費用 | 60,771円 | 113,500円 |
EMSは、機器を購入するため、初期費用がかかります。
長期的にみると、フィットネスジムに通うよりは、コスパがいいです。
EMSのほうが、フィットネスジムに通うよりも、年間で5万円以上も安いのです。
とはいえ、継続するには一定の金額が必要です。
自宅やジムでの筋トレが続かない、またはジムの利用が週に2回以下の場合は、EMSをおすすめします。
購入して毎日使ったほうが、身体の変化が早く、コスパも良いです。
筋肉を大きくするのには不向き
EMSは、インナーマッスルをメインに鍛えます。
そのため、筋肉を大きくしたい人には不向きです。
腕の力こぶや、ボコボコに浮き出た腹筋は、アウターマッスルです。
筋肉を大きくしたい人は、EMSだけでなく、アウターマッスルを鍛える筋トレを行う必要があります。
インナーマッスルは、身体の奥深いところにあるので、鍛えても見た目の変化として現れにくいのです。
実はこの「インナーマッスルは鍛えても見た目の変化が出にくい」ことが、EMSは効果がないと誤解される原因になっているのです。
スポンサーリンク
EMSは効果がないと誤解される理由
EMSは、インナーマッスルを鍛えることができ、ウエストの引き締めや、姿勢の改善に効果があります。
なのに「EMSは効果がない」と書かれた口コミや、レビュー記事があるのでしょうか?
EMSが効果なしと誤解される理由は3つです。
- 低価格の粗悪品を購入してしまった
- EMSで得られる効果を勘違いしている
- 使い方が間違っている
結論を言うと、EMSを正しく理解していない人が使ったため、効果なしの口コミが発生しているのです。
EMSを使うと、どんな身体になると思いますか?
EMSだけで広告のような、バキバキの腹筋になりません。
多くの人が、広告の影響で勘違いをしています。
EMSを使うと、ウエストが引き締まり、身体のラインが整います。
これがEMSの本当の効果です。
”EMS=腹筋が6つに割れたバキバキの身体”のイメージがついています。
そのため身体のラインが整い、ウエストが引き締まっても、思っていた効果と違うため、効果がないと評価されているのです。
なので、EMSは効果がないと言う、口コミ・レビュー記事が多いのです。


EMSは身体を大きく、バキバキにしたい人向けの商品ではありません。
細く引き締まった、綺麗なラインを作りたい人向けの商品です。
EMSの使い方を間違っているので効果がない
EMSは間違った使い方が原因で、効果を出せていない人が大半です。
間違った使い方は、EMS自体の使い方ではありません。
間違った生活習慣のまま、EMSを使っているので、身体が変わりません。

EMS自体は、高性能なトレーニング機器です。
悪い生活習慣が、EMSの効果を消しています。
EMSで効果が出ない原因は、悪い生活習慣です。
EMSで効果を出し、身体を変えるには、生活習慣を整えなければいけません。
整えるポイントは2つです。
- 食事の量(カロリー)
- 食事の内容(タンパク質)
カロリーとタンパク質の摂取量を整えましょう。
つまり、食事の管理ができれば、EMSで必ず身体を変えることができます。
カロリーを管理する
人間が太る原因は、たった1つしかありません。
- 摂取カロリー>消費カロリー
この状態では、何をしても痩せません。
どんなにハードなトレーニングをしても、摂取カロリーが消費カロリーを超えていれば、絶対に痩せません。
何をしても、摂取>消費の状態が続けば太ります。
EMSを使っても、身体に変化が出ない人は、摂取カロリーが多い場合がほとんどです。
食事の管理ができていません。
逆を言えば、食事の管理ができる人は、EMSだけでウエストを細く引き締めることができます。
その他のハードなトレーニングは、一切不要です。
タンパク質量を管理する
筋肉がつかない、思うように身体が引き締まらない原因は、食事の内容です。
タンパク質が不足しています。
タンパク質が不足している状態でトレーニングをしても、筋肉は増えません。
むしろ、筋肉は減ります。
理由は、筋肉の材料がタンパク質だからです。
カロリーを増やさずに、タンパク質を増やす方法は、プロテインを飲むことです。

もし、カロリーを抑えて、タンパク質を増やせるなら、プロテインは必要ありません。
難しいなら、プロテインを飲むべきです。
体重50キロの女性が、1日に必要なタンパク質量は60グラムです。
食品で摂れるタンパク質は下記です。
食事だけでは、意外と摂取できません。
料理はお金や時間が必要ですので、コスパがいいプロテインがおすすめです。
EMS+プロテインで身体を変えることができます。
EMSの効果的な使い方|インストラクターが紹介【時間帯で結果が変わる】にて実際に成果が出た使い方を解説しています。
具体的なメニュー(使う部位・時間帯)も解説していますので、参考にしてください。
どんな人がEMSで効果をだしているのか
EMSで効果を出している人の特徴は2つです。
継続できる人、食事の知識をある程度持っている人は、平均1ヶ月半〜2ヶ月で結果を出しています。
最近では、EMS専門のジムが流行しています。
EMSトレーニング+プロの食事管理によって、1ヶ月半で-4kgの結果を出した人も居ます。
EMS専門のジムが、短期間で結果を出している理由は、徹底したEMSトレーニングと食事の管理です。
短期間で痩せなければいけない理由がないのであれば、自宅でEMS+食事管理で充分です。
短期間かつ大幅なダイエットの場合は、EMS専門ジムがおすすめです。
EMSジムを比較【インストラクターおすすめ】にて料金制度や効果について解説しています。
EMSジムに通うことを視野に入れている方は、ぜひ参考にしてください。
EMSは正しく使えば効果がある!
今回の記事のまとめです。
- EMSはウエストを細くし、姿勢を整える
- 効果が出ない原因①:EMSの効果を勘違いしている
- 効果が出ない原因②:間違った使い方をしている
- 食事管理ができている人がEMSで結果を出している
EMSは正しい使い方をすれば、効果があります。
食事管理ができる人は、必ず結果が出るので、買って損はありません。
体重が停滞している人は、少しの食事管理とEMSトレーニングで体重が減ります。
体重がどんどん増えている人は、EMSを購入する前に、食事の管理方法から身につけましょう。
摂取カロリーと、タンパク質を管理できるようになってから、EMSで効率よく身体を引き締めましょう。
実際に使って効果があったEMSを【最新版】EMS腹筋ベルトおすすめ2選【選んではいけない商品が多過ぎる】にて紹介しています。
EMSの金額に差がある理由や、選び方を解説しています。
購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
<EMS関連記事>
長期ダイエットにおすすめのEMSはActive(アクティブ)
EMSは効果がないと言われる場合がありますが、それは間違いです。
EMSで身体を変えることができます。
EMSは効果なし?原因は間違った使い方【知らないと買って損する】にて詳細を解説しています。
時間の有無・やる気の有無は関係ありません。
EMSは、自動的にトレーニングをすることができます。
自分のモチベーションが低くても、貼りさえすれば、トレーニングが始まります。
忙しく、モチベーションを維持することが苦手な人でも、トレーニングを継続することができます。
ですが、お金がかかるデメリットがありますので、自分に必要なのか考えてから、購入しましょう。
<EMS関連記事>
EMSスーツActiveの効果やデメリット【1日10分で結果を出す】