
リバウンドせずに、断食ではやく痩せる方法はありますか?
断食は、正しい方法で行えば、リバウンドしません。
ダイエットが目的なら、半日断食がおすすめです。
痩せない原因は、1日の摂取カロリーが、消費カロリーを上回っていることです。
つまり、半日断食で摂取カロリーを減らせば、痩せることができるのです。

今回はこのような、半日断食に関する疑問や方法について解説します。
半日断食とは
半日断食とは、12〜17時間のあいだ、固形物を食べないことです。
固形物を食べない12〜17時間は、スムージーやジュース、プロテインなどを摂って過ごします。

睡眠時間を利用すると、半日断食をラクに続けることができます。
睡眠時間を含めて、12時間のあいだ、固形物を食べなければいいのです。
例えば、22時までに夜ごはんを食べ終え、翌日お昼の12時まで、固形物を食べなないとします。
これで、14時間の断食ができます。
半日断食の効果
半日断食で得られる効果は2つです。
半日断食の効果
- 脂肪が減る
- 体内のデトックス
さっそく詳しく解説しますね。
脂肪が減る
半日断食は、脂肪を減らし、体型を変えることができます。
太る原因は、摂取カロリーが、消費カロリーよりも多いからです。
半日断食は、摂取カロリーを減らすことができるので、身体から脂肪が減り、痩せることができるのです。
もしあなたが、1ヶ月間の半日断食を行ったら、どれぐらい脂肪が減ると思いますか?
今の食生活によりますが、半日断食は、1ヶ月で1.2〜2.0キロの脂肪を減らすことができます。
しかも、固形物を食べないのは、たった1食です。
半日断食は、誰でも簡単に始めることができます。

完全な断食は、半日断食よりも、リバウンドする可能性が高くなります。
詳しくは、半日断食のデメリットの章で解説しています。
体内のデトックス
半日断食は、12〜17時間のあいだ、固形物を食べません。
そんため、胃や腸などの、消化・吸収に関わる臓器を、長時間休ませることができます。
胃や腸を休ませることで得られるメリットは3つです。
- ニキビや肌荒れの改善
- 便秘の改善
- 睡眠の質が上がる
それぞれのメリットを解説しますね。
ニキビや肌荒れの改善

食事をすると「消化・吸収・排泄」の3つの働きが、体内で順番に行われます。
固形物を食べると、消化や吸収にエネルギーを使います。
もし食べる量が多かったり、食事の間隔が短いと、どうなるでしょう?
消化・吸収に追われ、エネルギーを使ってしまい、排泄に回せる時間やエネルギーがなくなってしまうのです。
大型ゴミの解体をイメージすると、わかりやすいです。
大型ゴミを処分するには、細かく解体しなければいけません。
もし、休みなく大量の大型ゴミが工場に入ってきたら、どうなりますか?
解体作業にエネルギーを使い切ってしまい、解体した大型ゴミを処分することができません。
また、大型ゴミを解体したときに出た、チリやクズを掃除する時間もエネルギーも残っていません。
人間の身体でも、同じことが起こります。
消化に時間やエネルギーを使うことで、老廃物を排泄することができません。
半日断食で食事の間隔を空けると、排泄に時間やエネルギーを使えるようになります。
なので、半日断食は、老廃物を体外に排泄し、ニキビや肌荒れ、便秘を改善することができるのです。

胃や腸が、活発に働く時間が短くなるから、睡眠の質がよくなります。
これも、大型ゴミの解体を例に説明しますね。
睡眠中も、胃や腸は働いています。
もし、間食や夜ごはんを食べすぎると、どうなるでしょう?
睡眠中も、胃や腸をフル稼働させなければいけません。
睡眠中も消化するために、エネルギーを使えば、当然、身体の疲労は回復しづらくなります。
朝起きて「けっこう寝たのに、疲れがとれていない…。」と思うことはありませんか?
もし、朝起きても疲れがとれていない、寝起きがスッキリしないなら、睡眠中も、胃や腸がフル稼働している可能性があります。
半日断食で、睡眠中も、胃や腸を休ませてあげましょう。
半日断食のデメリット
半日断食は、正しい方法で行わないと、リバウンドする可能性があります。
リバウンドする理由は2つです。
- 筋肉が減る
- 断食の反動でドカ食いしてしまう
半日断食スタート時よりも、筋肉が減った状態で、食べる量が増えると、リバウンドします。
言い換えれば、筋肉をキープして、食べる量に変化がなければ、リバウンドはしません。
では、詳細を解説しますね。
筋肉が減る
半日断食は、12〜17時間、固形物を食べません。
そのため、1日に必要なタンパク質が、不足しやすいのです。
成人女性が、1日に必要なタンパク質は50〜70グラムです。
もし、夜ごはんから固形物をなくした場合、摂れるタンパク質はこのように変化します。
たった1食抜くだけで、1日に必要なタンパク質の1/3が不足します。
もし、3食とも断食をしてしまえば、さらにタンパク質が不足します。
タンパク質は筋肉の材料です。
なので、筋肉をキープするには、タンパク質を取らなければいけないのです。
プロテインで筋肉をキープする

固形物を食べずに、タンパク質を摂る方法は、プロテインを飲むことです。
プロテインは1杯あたり、15〜20グラムのタンパク質を摂ることができます。
タンパク質が十分に摂れて、低カロリーで固形物ではないプロテイン。
プロテインと半日断食は、相性がピッタリなのです。
断食の反動で食べる量が増える
半日断食は、食事の間隔が12〜17時間空きます。
そのため、反動で「ドカ食い」が起こりやすくなります。
半日断食で、1食分の摂取カロリーを減らすことができます。
しかし、残りの2食でドカ食いすれば、1日の摂取カロリーが、消費カロリーを上回ってしまいます。

ドカ食いで太らない方法は、糖質が少く、満腹感を得られるものを選ぶことです。
糖質が少ない食べ物を選ぶ
ドカ食いは、血糖値が急に上がるから太ります。
血糖値は、糖質が多いものを食べたときに上がります。
なので、糖質が少ないものを選んで食べれば、ドカ食いで太りません。
一般的に、糖質が少ない食品はこちらです。
糖質が少ない食品
- 豆
- 海藻
- 野菜
- 魚
- きのこ
このような糖質が少ない食品を取り入れることで、ドカ食いを防ぐことができます。

仕事が忙しく、料理をする時間がない人は、低糖質食品をうまく活用しましょう。
半日断食の方法
ここから、半日断食の、具体的な方法を解説します。
繰り返しになりますが、リバウンドを起こさないように、半日断食を行いましょう。
リバウンドを防ぐには、以下の2つに注意します。
半日断食のポイント
- タンパク質を摂る
- 糖質のドカ食いをしない
この2つを大前提に、半日断食をスタートします。
まず行うのは、どの時間帯の固形物をなくすか決めることです。

どの時間帯で、半日断食を行うかは、あなたの生活によって変わります。
例えば、朝から身体を動かす仕事をしている場合、朝ごはんから固形物をなくすと、低血糖になる可能性があります。
なので、朝から動く人は、夜ごはんの固形物をなくすべきです。
また、体力仕事ではなく、事務作業が中心の場合は、どうでしょうか?
朝から、しっかりと食べる必要はありません。
事務作業が中心の場合は、難易度が高い夜ごはんを抜くのではなく、朝ごはんから固形物をなくしましょう。
そのほうが、半日断食の成功率が高くなります。
あなたの生活に合った時間帯を選ぶことが、半日断食を成功させるポイントです。
では、時間帯ごとの方法を紹介しますね。
朝ごはんの固形物をなくす
朝から身体を動かさない場合は、朝ごはんの固形物をなくしましょう。
今、朝ごはんにパンやお米を食べているなら、代わりにプロテインを飲みましょう。
朝ごはんから固形物をなくす、半日断食のスケジュールは下記です。
昼ごはんを12時に食べる場合、遅くとも22時までに、夜ごはんを食べ終えましょう。
そうすると、夜ごはんから、翌日の昼ごはんまでの間隔が、12時間以上になります。

朝ごはんの固形物をなくす半日断食で、気をつけることは2つです。
- タンパク質を摂る
- 夜ごはんの食べ過ぎに注意する
プロテインと低糖質食品を、うまく利用しましょう。
筋肉の減少と、糖質のドカ食いを防ぐことができます。
夜ごはんの固形物をなくす
朝から身体を動かす場合は、夜ごはんの固形物をなくしましょう。
夜ごはんから固形物をなくす、半日断食の1日の流れは下記です。
昼ごはんを12時に食べ、次の食事が翌日の朝6時の場合、17時間も胃や腸を休ませることができます。

食事の間隔が長く、不安な場合は、17〜18時に軽食をとりましょう。
18時までに軽食をとれば、翌日の朝ごはんまで、12時間空けることができます。

軽食は、低糖が少ないものを選べば、食べても大丈夫です。
カロリーは、200カロリーを目安にしましょう。
大切なのは、1日トータルの摂取カロリーと、胃腸を休めることです。
なので、軽食のカロリーと、食べる時間帯に注意すれば、半日断食中でも、軽食を食べてOKですよ。
まとめ:半日断食は生活に合わせたスケジュールを組もう
半日断食の正しい方法は、あなたの生活に合った時間帯の食事から、固形物をなくすことです。
自分に合った時間帯を選ぶことで、スムーズに体型を変化させることができます。
もし、自分に合っていない、または中途半端な食事制限をすると、どうなるでしょうか?

食事の量を減らす方法は、リスクが少なく見え、良いダイエット法に見えます。
ですが、誘惑に出会う頻度が多く、メンタルを消耗するダイエット方法なのです。
半日断食は、1食分の固形物をなくすので、誘惑が少なく、メンタルを消耗しにくいです。
プロテインや、低糖質食品を活用して「これならできそう」と思えるスケジュールにしましょう。