
プロテインを割ったり、料理に使うので知っておきたい。
普通に考えたら、低脂肪の方が良さそうだけど、デメリットはないのかな…?
ダイエット中は、低脂肪牛乳を選ぶべきです。
低脂肪牛乳は、脂質が普通の牛乳よりも低く、ダイエット向きです。
ですが、炭水化物の量は低脂肪牛乳の方が多いです。
コップ1杯で、脂質に4グラムの差があります。
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ダイエット中に、低脂肪牛乳を選んでほんとうに大丈夫かな…。
今回は、低脂肪牛乳がダイエット中に適している理由を解説します。
- 牛乳と低脂肪牛乳の違い
- 牛乳と低脂肪牛乳の栄養成分比較
本記事の信頼性
牛乳と低脂肪牛乳は、似て非なるものです。
ダイエットが上手くいかないのは、プロテインや料理に使っている、牛乳が原因かもしれません。
牛乳と低脂肪牛乳の違い
そもそも、牛乳と低脂肪牛乳に明確な違いはあるのでしょうか?
まずは、牛乳と低脂肪牛乳は何が違うのか確認しておきましょう。
牛乳とは
・100%生乳
・乳脂肪3%以上
低脂肪牛乳とは
・生乳から乳脂肪を減らしたもの
・乳脂肪0.5〜1.5%
牛乳とは生乳が100%のものです。
衛生面の問題で殺菌処理はされていますが、その他の成分調整はされていません。
低脂肪牛乳は、生乳から乳脂肪分を減らしたものです。
・牛乳の脂質:3%以上
に対し
・低脂肪牛乳の脂質:0.5〜1.5%
となり、半分以下の数値です。
脂質は1gあたり9Kcalのエネルギーを持っています。
そのため、脂質が少ない低脂肪牛乳の方がカロリーも少なくなります。
その他の成分に違いはあるのでしょうか?
牛乳と低脂肪牛乳の栄養成分比較
・カロリー
・脂質
は低脂肪牛乳の方が少ないです。
しかし
・タンパク質
・炭水化物
・カルシウム
は低脂肪牛乳の方が多く含まれています。
生乳から乳脂肪を減らしているため、他の成分値が高くなっているのです。
中でも炭水化物が多いのは意外でしょう。
炭水化物を摂り過ぎると太ります。
この場合ダイエット中は牛乳か低脂肪牛乳どちらを選ぶべきでしょうか?
ダイエット中は低脂肪牛乳にすべき
ダイエット中は低脂肪牛乳を選ぶべきです。
理由は1日に摂取すべき炭水化物量と脂質量の違いです。
炭水化物は1日に摂取してもいい上限が脂質よりも多いのです。
理想のPFCバランスと呼び、栄養素は1日に摂取すべき量の目安があります。
1日に摂取すべき量は下記の通りです。
炭水化物の1日摂取カロリー目安
・摂取カロリーの50〜65%
1日に摂取するカロリーの内、半分以上が炭水化物であっても問題ありません。
炭水化物は身体や脳を動かすエネルギー源です。
そのため、ダイエット中も必ず一定量を摂らなければいけません。
脂質の1日摂取カロリー目安
・摂取カロリーの25〜30%
脂質の摂取目安は炭水化物の約半分です。
脂質にもエネルギー源の役割があります。
しかし、身体を動かす主なエネルギー源は炭水化物です。
1日にエネルギーとして使用される量は、炭水化物の方が多いです。
そのため、炭水化物の摂取目安は脂質よりも多いのです。
上記のことから、炭水化物よりも脂質が低い低脂肪牛乳を選ぶべきです。
ですが個人の食生活によって臨機応変に対応する必要があります。
・炭水化物を摂りすぎる傾向がある
・糖質の影響を受けやすい
など、普段の食生活や遺伝子検査などで分かっている場合は牛乳でも問題ありません。
大切なのはトータルのバランスです。
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理想のPFCバランスとは?
低脂肪牛乳についてまとめ
・ダイエット中は低脂肪牛乳を選ぶ
・炭水化物は多いが問題ない
・炭水化物は脂質よりもエネルギーとして使われやすい
今回は牛乳と低脂肪牛乳について解説しました。
低脂肪牛乳と聞くと、脂質も炭水化物も低いとイメージしてしまいます。
ですが、実際は炭水化物の量は低脂肪牛乳の方が多いことが分かりました。
食品の栄養バランスを知ることで、正しいダイエットに一歩近づきます。
また、炭水化物が少ないから良い・脂質が少ないから良いなど、単品で考えないことも大切です。
トータルのバランスを考えながら、正しいダイエットを行いましょう。