
プロテインは、種類によって、得られる効果が違います。
自分の目的に合ったプロテインを選ぶことで、ダイエットを加速させることができます。

なら、どのプロテインを飲んでも、結果は変わらないのでは?
今回はこのような、プロテインの種類に関する疑問や、効果について解説します。
目次
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プロテインの種類
プロテインは、原材料や作り方の違いから、3つの種類にわけられます。
牛乳から作られる、ホエイプロテインとカゼインプロテイン。
そして、大豆から作られる、ソイプロテインがあります。
ホエイプロテインは、さらに3つの種類があります。
ホエイプロテインの種類
- WPC(一般的なホエイプロテイン)
- WPI
- WPH
以上のことから、販売されているプロテインには、5つの種類があることがわかります。
では次に、6種類のプロテインの効果について、解説しますね。
ホエイプロテインの効果
ホエイプロテインは、筋肉を増やしたい人におすすめです。
理由は2つあります。
おすすめポイント
- BCAAを多く含んでいる
- 吸収のスピードが速い
詳しく解説しますね。
BCAAが多く含まれている
BCAAとは、筋肉を作るために必要な、アミノ酸のことです。
どのプロテインにも含まれていますが、BCAAはホエイプロテインに最も含まれています。
BCAAは「筋肉作る合図を出す」という役割があります。
つまり、筋肉を作る材料があっても、BCAAがなければ、筋肉を作り出すことができないのです。
筋肉を増やすうえで、重要な役割なため、BCAAのみ摂取できるサプリメントがあるぐらいです。
筋肉を増やしたい人にとって、BCAAは必要不可欠なのです。
吸収スピードが速い
筋肉を増やすうえで、吸収の速さは重要なポイントです。
筋肉はつねに、合成と分解を繰り返しています。
筋トレなどで分解された筋肉に、すばやくタンパク質を届けなければ、筋肉は減ります。
タンパク質を摂るタイムリミットは、3時間以内です。
筋トレ直後と、筋トレの3時間後に、タンパク質を摂った場合を比べた実験があります。
ジムに通う人の栄養学より作成
結果、筋トレ直後では筋肉が増え、3時間後では筋肉が減りました。
筋肉を増やすには、プロテインの吸収スピードが重要なのです。

ソイプロテインは、筋肉に吸収されるまで、3〜6時間かかります。
筋肉の分解を防ぐには、間に合わないのです。
なので、筋肉を増やしたい人は、ホエイプロテインがおすすめです。
ホエイプロテインの種類

WPIとかなんとか…。
さきほど、ホエイプロテインには、3つの種類があると紹介しました。
- WPC(一般的なプロテイン)
- WPI
- WPH
それぞれ作られ方が違うので、成分や吸収スピードに違いがあります。
一般的に売られているホエイプロテインは、WPCです。
パッケージに、特別な表記がなければ、WPCプロテインです。
なので、ホエイプロテイン=WPCと考えればOKですよ。

WPIの特徴と効果
WPIとは、ホエイプロテインから、タンパク質以外の成分を、できるかぎり取り除いたプロテインです。
つまり、余計な成分が入っていない、質が高いプロテインなのです。

WPIは、ホエイプロテインから、乳糖を取り除いています。
乳糖は人によって、お腹を下す原因になる成分です。
なのでWPIは、乳製品でお腹を下しやすい人でも飲めるプロテインです。
ホエイプロテインから、乳糖を取り除く手間があるため、金額は少し高めです。
WPHの特徴と効果
WPHは、ホエイプロテインから、よりすばやく吸収するために、加工されたプロテインです。
プロテインの中で、最も吸収スピードが速いです。

WPHはどちらかと言うと、スポーツをしている人向けです。
ダイエットが目的なら、WPCかWPIを選んでOKです。
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ソイプロテインの効果
ソイプロテインは、脂肪を減らしたい人におすすめです。
理由は2つあります。
おすすめポイント
- 脂質が少ない
- アルギニンを多く含んでいる
順に解説しますね。
糖質と脂質が少ない
ソイプロテインの原材料は大豆です。
そのため、牛乳が原材料である、ホエイプロテインや、カゼインプロテインよりも、ソイプロテインは糖質・脂質が少ないのです。
脂肪を減らすには、脂質の摂取を減らす必要があります。
なので、ダイエットには、脂質が少ないソイプロテインがおすすめです。
アルギニンが多く含まれている
アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促します。
成長ホルモンには、脂肪の燃焼を促す働きがあります。
成長ホルモンは、睡眠中に最も分泌されます。
つまり、ソイプロテインを飲み、アルギニンを摂る習慣を付ければ、毎日効率よく脂肪を燃焼することができます。
ソイプロテインは、脂質が少なく、脂肪の燃焼を促します。
脂肪を減らしたい人に、ピッタリのプロテインなのです。
カゼインプロテインの効果
カゼインプロテインは、間食や、食べ過ぎを改善したい人におすすめです。
カゼインプロテインには、大きな特徴が1つあります。
おすすめポイント
- 消化・吸収スピードがゆっくり
詳しく解説します。
満腹感を得やすく腹持ちがいい
カゼインプロテインは、消化・吸収に6〜8時間かかります。
そのため、他のプロテインよりも、満腹感を得やすく、腹持ちがいいのです。
腹持ちがいいと、余計な間食が減り、食べ過ぎを防ぐことができます。
今までに、こんな経験はありませんか?

- 運動したのに、夜ごはんを食べ過ぎてしまう
- 夜ごはんをプロテインに置き換えたが、寝るまでにお腹が空いて、何か食べてしまった
こんな経験がある場合は、カゼインプロテインがおすすめです。
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自分に合ったプロテインの選び方
プロテインは種類ごとに、効果やメリットがあることがわかりました。
効果やメリットから、自分に合ったプロテインを選びましょう。

まずは、あなたの目的や、重視していることを明確にしましょう。
「これだ!」と思う、あなたに合ったプロテインが見つかるはずです。
目的に合わせて選ぶ
あなたのプロテインを飲む目的は何ですか?
プロテインを飲みたいと思った、きっかけは何ですか?
プロテインを飲む目的・きっかけ(例)
- 筋肉を増やしたい
- 脂肪を減らしたい
- 間食をやめたい
様々な目的や、きっかけがあると思います。

あれもこれも全部…と言いたいですよね。
ですが、絶対これだけは達成したいということを、1つに絞ります。
1つ決めたら、その目的に合ったプロテインを選びます。
筋肉を増やしたい人は、ホエイプロテイン。
間食をやめたい人は、カゼインプロテインを選びましょう。
コスパが良いプロテインを選ぶ
プロテインの種類を決めたら、次は、どのメーカーのプロテインにするか選びます。
選ぶポイントは、コスパの良し悪しです。
タンパク質の含有率が高いプロテインを選ぶ
プロテインを飲む目的は、筋肉を増やす、脂肪を減らすなど、様々です。
ですが、土台に共通するのは、タンパク質を摂取することです。
プロテインの目的は、タンパク質を摂取すること。
タンパク質を効率よく摂れる商品。つまり、タンパク質の含有率が高いプロテインを選ぶ必要があります。

プロテインに効率のよさってあるの?
例えば、スプーン1杯あたり18グラムのタンパク質が摂れるプロテインと、15グラム摂れるプロテインがあったとします。
タンパク質の含有率はこのようになります。
この場合は、Aのほうが、タンパク質の含有率が高いです。
つまり、Aのプロテインは、ムダなくタンパク質を摂取できる、コスパの良いプロテインと言えます。
タンパク質の金額が安いプロテインを選ぶ
プロテインを継続して飲むために、金額は重要な項目です。
ですが、ただ安いプロテインを買えばいいのではありません。
例えば、この2つのプロテイン、どちらがコスパが良いと思いますか?

この場合、コスパが良いのは、Aの5,000円のプロテインです。
なぜなら、タンパク質の金額が安いからです。
「販売価格が安い=コスパが良い」ではありません。
プロテインは、タンパク質を摂取するために購入します。
タンパク質以外にかける金額は、もったいないのです。
もし、激安の怪しいプロテイン見つけたら、タンパク質の金額は安いのか考えてみましょう。
選ぶポイントのまとめ
プロテインの選び方
- 目的を1つに絞る
- コスパが良いものを選ぶ
もしプロテイン選びに迷ったら、この図を参考にしてくださいね。
まとめ:目的に合ったコスパの良いプロテインを飲もう
自分の目的に合った、プロテインを飲み続けることで、体型の変化を、早く感じることができます。
プロテインは種類によって、得られる効果が異なります。
目的に合ったものを選べば、ダイエットを加速させることができます。
もしあなたが、目的に合っていないプロテインを選んで飲み続けると、どうなるでしょうか?

間食をやめるためにプロテインを飲んでいるけど、我慢できずに食べてしまう…。
思うような効果を得られず、ダイエットを諦めてしまいます。
この記事で紹介した図を見ていただければ、あなたに合ったプロテインがわかるはずです。
ぜひ参考にしてくださいね。
【追伸】
もし、プロテインの味が好みに合うか不安な場合は、お試しセットをうまく利用しましょう。
ネットショップや、スポーツ店のプロテインコーナーに、1回飲み切りサイズで販売されています。