
反り腰改善のために腹筋をしたことがあるけど、効果がなく続かない…。
反り腰を改善して、下半身痩せしたい。
この記事を読むと、反り腰を改善する腹筋のトレーニング方法がわかります。
この記事の内容
- 反り腰改善の腹筋4種類
- 反り腰のだと腹筋が割れない理由
- 反り腰を改善して下半身痩せする方法
私は、1ヶ月間トレーニングなどの反り腰改善で、デニムが1サイズダウンしました。
フィットネスジムで6年間トレーナー経験のある私が、画像を使ってわかりやすく解説しています。
では、下半身痩せができる腹筋の鍛え方を紹介しますね。
反り腰を改善する腹筋
ここから、反り腰を改善する腹筋のトレーニングを4つ解説します。
①〜④の順にトレーニング強度が高いです。
まずは、①のトレーニングで、腰を丸める動作を身体に覚えさせましょう。
腹筋のトレーニング①
トレーニング手順
- 仰向けになり、両足を伸ばす
- 腰と床のスキマに手の甲を入れる
- 腹筋をつかい手の甲を押しつぶす
- 手の甲を床から抜く
- 腰と床のスキマを押しつぶしたまま、右膝を抱える
- 両手で右膝を胸に引きよせる
- 20〜30秒キープ
ポイント
- 余裕があれば床に伸ばしている足を持ち上げる
- 腰が床から浮かないように
腹筋のトレーニング②
トレーニング手順
- 四つんばいになる
- 背中を丸める
- 背中を丸めたまま、両膝をうかす
- 呼吸をくり返しキープ
ポイント
- キープ時間は、上半身が力まない範囲で
- 膝は床から数センチ浮かすだけでOK
- 背中の丸みをキープできる強度でOK
- 呼吸を止めない
腹筋のトレーニング③
トレーニング手順
- 仰向けになり、両膝を立てる
- 両手を伸ばし太ももに置く
- おへそを見るように、背中を丸めながら上体を起こす
- 両手が膝までついたら、上体を床におろす
ポイント
- 勢いや反動を使わずに上体を起こす
- アゴを引いて背中を丸めて上体を起こす
- 上体を床におろすときはゆっくりと
腹筋のトレーニング④
トレーニング手順
- うつ伏せになり、両肘をつく
- 両膝を90度にまげる
- お腹に力を入れ、体を床から持ち上げる
- 頭、腰、背中をまっすぐにする
- 20〜30秒キープ
ポイント
- 腰が反らない強度でおこなう
- 肩が力まないように
反り腰の人は、腰を丸められません。
紹介した4つのトレーニングは、腰を丸める動作が入っています。
なので、反り腰改善に効果的です。
つぎのパートで、反り腰について解説しています。
反り腰とは
反り腰とは、骨盤が前傾した姿勢のゆがみのことです。
腰が反り、おしりが後ろに突き出るため、下半身が太く分厚くなります。


また、反り腰は、太ももの前と外が過剰に使われる姿勢です。
そのため、足が太くなり、太ももがパンパンに張ります。
反り腰チェック
簡易的な反り腰チェック方法は、仰向けでチェックします。


腰と床のスキマに、手のひら一枚以上のスペースがあれば、反り腰です。
ただし、簡易的な方法のため、上記のチェックをクリアしても、かくれ反り腰の場合があります。
下記記事に、かくれ反り腰のチェック方法を解説しています。
つぎは、反り腰のデメリットを紹介します。
反り腰のデメリット
反り腰は、さまざまなデメリットがあります。
下記は、デメリットをジャンルごとに分ています。
痛み
- 腰痛
- 肩こり
- 猫背
- O脚
- X脚
- 疲れやすい
体型
- 太ももが太くなる
- おしりがおおきくなる
- ふくらはぎが太くなる
- 下半身が痩せない
- 二重あご
反り腰は、腰痛などの痛みだけでなく、体型にも大きな影響があります。
とくに、下半身にあたえる影響が大きく、反り腰の人は下半身だけ太く、痩せないのです。
下半身痩せするなら、反り腰の原因を知っておきましょう。
反り腰はどこの筋肉が弱い
反り腰の原因は、表と裏についている筋肉の、筋力バランスの崩れです。
片方の筋力だけが強くなり、もう片方の筋肉が使われず、弱くなります。
強い筋肉
- 大腿四頭筋
- 大腿筋膜張筋
- 脊柱起立筋
- 広背筋下部
弱い筋肉
- 腹直筋
- 大臀筋
- ハムストリング
各筋肉の詳しい場所や、弱くなる理由は、下記記事で解説しています。
つぎは、反り腰の人は筋トレすべきかについて解説します。
反り腰は筋トレするとダメなのか
反り腰であっても、筋トレ自体はしてOKです。
ただし、腰を反る、腹筋から力が抜けやすい筋トレはNG。
なぜなら、腰を反りながら筋肉を使っても、反り腰が改善しないからです。
反り腰の人は、腰を丸めながら筋肉を使えるようにしなければいけません。
反り腰の人がNGな筋トレ例
- スクワット
- ランジ
- プランク
- 足あげ腹筋
- 背筋運動
- バードドッグ
- うつ伏せでやる筋トレ
上記の筋トレは、反り腰の人にはおすすめしません。



スクワットやプランクは、代表的な筋トレなのにNGなんですね。
どんな筋トレをすれば、反り腰を改善できますか?
下記記事で、反り腰改善の筋トレを紹介しています。




どの種目も、腰を丸めながらおこなう筋トレです。
反り腰は腹筋が割れないのか
反り腰の人は、割れた腹筋が表面に出ずらいです。
そもそも、腹筋そのものは、誰でも割れています。


腹筋が脂肪で埋もれると、割れて見えません。
つまり、腹筋が割れていない人は、体脂肪が多いということですね。
ところが、反り腰の人は、体脂肪を落としても、割れた腹筋が表面に出にくいのです。
なぜなら、反り腰の人は、腹筋が緩んだ状態だからです。


基本的に、筋肉は縮んだときに、表面から見えやすくなります。
たとえば、力こぶは腕の筋肉を縮めたときに、大きく盛り上がりますよね。
筋肉が収縮すると


反り腰の人は、腹筋が緩んだ状態。
脂肪を落としても、腹筋が縮んでいないので、腹筋が割れて見えません。
なので、腹筋を割ってカッコいい身体を目指している人は、反り腰改善が必須です。



反り腰を改善するには、インナーマッスルを鍛えるべきと聞いたことがあります。
反り腰は、骨盤のゆがみなので、インナーマッスルを鍛えると効果的です。
つぎのパートで詳しく解説します。
反り腰の改善に効果的なインナーマッスルの鍛え方
インナーマッスルを鍛えると、骨盤のゆがみが整い、反り腰が改善します。
そもそも、インナーマッスルとは何か説明しますね。
インナーマッスルとは
インナーマッスルは、深層筋とよばれ、身体の深いところにある筋肉です。
身体の深いところにあるため、目で見て場所を確認できません。
反り腰の人が鍛えるべきインナーマッスルは3つです。
鍛えるべきインナーマッスル
- 腹横筋
- 腸腰筋
- 骨盤底筋群
インナーマッスルのおもな役割は、姿勢や関節を支えることです。
対して、アウターマッスルは、関節を動かす役割があります。
インナーマッスル


腹横筋:骨盤を立てる役割がある
アウターマッスル


腹直筋:身体を起こす、背中を曲げる役割がある
アウターマッスルは、自分の意思で動かせます。
ですが、インナーマッスルは、自分の意思で動かすことができません。
なので、インナーマッスルは、鍛え方が難しいのです。
鍛え方
インナーマッスルは、自分の意思で動かせません。
なので、筋トレで、インナーマッスルだけを狙うのは難しいのです。
鍛えるのが難しいインナーマッスルですが、おすすめのトレーニング方法を紹介しますね。
腹横筋
- コルセットのように、体幹を安定させる
先ほど解説したトレーニングで、腹横筋を鍛えられます。
ただ、もっと腹横筋を集中的にトレーニングしたいなら、EMSがおすすめです。


「アブズ2」を使えば、関節を動かさずに、腹横筋をトレーニングできます。
ソファーに寝転んだままでも、腹横筋が鍛えられます。
腸腰筋
- 骨盤を起こす
- 股関節を動かす
腸腰筋は、高負荷で鍛えなくてOKです。
たとえば、スクワットやランジは高負荷なのでNG。
反り腰の人がやるべき腸腰筋のトレーニングは、その場でもも上げぐらいの運動で十分です。
骨盤底筋群
- 内臓を引き上げる
- 体幹を支える
おすすめの鍛え方は、大臀筋のトレーニングをすることです。


大臀筋のトレーニングをすると、骨盤底筋群も一緒に使われます。
大臀筋の筋トレは、反り腰改善にも効果的なのでおすすめ。
EMSで筋トレを簡単にするなら「ヒップフィット」がおすすめ。


つぎは、反り腰を改善して、下半身痩せする方法を解説しています。
反り腰を改善し下半身痩せする方法
反り腰を改善して、下半身痩せする方法は、下記の3ステップです。
下半身痩せのステップ
- 歪みをリセットする
- 土台を整える
- 脂肪を落とす
歪みをリセットし、土台を整えると、余計な脂肪が落ちやすくなります。
反り腰の人は、姿勢や骨盤が歪んだ状態です。
さらに、必要以上に使われ、パンパンに張った筋肉が細くなるのです。


具体的な下半身痩せの手順は下記の5ステップです。
具体的な下半身痩せの手順
- 筋膜リリース
- ストレッチ
- 筋トレ
- 食事管理
- 有酸素運動
まず、筋膜リリースで、筋肉の歪みをリセット。
つぎに、ストレッチと筋トレで、カッコよく整った土台を作ります。
さいごに、食事管理と有酸素運動で、脂肪を落とすのです。



5つ全部やらなきゃいけないですか?
食事管理や有酸素運動はめんどうだし、時間がないです。
まずは、筋膜リリース・ストレッチ・筋トレのみでOKです。
どうしても、できる限り短期間で痩せたい場合は、食事管理や有酸素運動を追加しましょう。
ちなみに、私は筋膜リリース・ストレッチ・筋トレのみを1ヶ月継続し、下半身痩せに成功しました。
グッズを使うと、時間と労力をカットでき、無理なく継続できました。
実際に使ったグッズを下記で紹介しています。






今まで、筋トレやストレッチで効果が出ず、継続できなかった人は参考にしてください。
まとめ
この記事では、反り腰を改善する腹筋の方法を解説しました。
この記事の要約
- 腰を丸める動作が入っている筋トレを選ぶ
- 反り腰の人は、割れた腹筋が表面に出ずらい
- 下半身痩せしたいなら、まず歪みをリセットする
腹筋を鍛え、腰を丸めることを身体に覚えさせましょう。
無意識でも腰を丸められれば、ほかのトレーニングやストレッチの効果も出やすくなります。